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他院から当院に転院希望の方へ

転院と言っても、以下の3つのケースが考えられます。

  1. 他院に通院していたが、症状が改善しなかったので転院を検討している。
  2. 引っ越しの為、以前通院していた院が遠くなり、別の院を探している。
  3. 以前行っていた院の院長が高齢の為に引退し、他の良さそうな院を探している。

ここでお話ししたいのが、②と③のケースです。
他の院に通院していた方が、当院にいらして整体を受けた後に「前の院ではこういう施術だった」や「前の先生は症状の原因について○○だと言っていた」と言う方がたまにいます(主に40~50代の男性)。

当たり前のことですが、前の治療院と同じ考え方で、同じ施術をすることはできません。

ラーメン屋例えばラーメン屋さんでも、お店によってスープの味も、麺の太さも、具の種類も全く異なるのと同じです。ここで文句を言う方とは、「以前新宿でお気に入りのラーメン屋さんに通っていて、そこの店主が高齢の為に引退して店を閉めてしまった。そこで自宅近くの西馬込のラーメン屋さんで新宿のラーメン屋さんとそっくりそのまま同じラーメンを出せよ!」とゴネているようなものです。そんなことは一蘭や一風堂の様なチェーン店でもない限り100%不可能ですよね。ちょっと考えれば小学生でもわかりそうな事を、整体院ではいい年こいたオッサンが平気で文句を言ってくることがあります。ラーメン屋さんがそれぞれ独自の味で勝負しているのと同じで、整体院もそれぞれ独自の考えや治療時術で勝負しているのです。

ではなぜこのような現象が起きるのでしょうか?
40~50代の男性の頭が固くて狭量だからか? はたまた松永の治療技術が低いからなのか?

男性と女性の思考回路の違いこれには男性と女性の思考回路の違いが考えられます。恋愛を例にして考えてみましょう。一般的に男性は「恋愛経験を名前を付けて保存する」のに対して、女性は「恋愛経験を上書き保存する」傾向があります。つまり男性は以前付き合っていた恋人がいると、その思い出をしっかり記憶していて、それを必要以上に美化して大切にしてしまうというものです。一方女性は以前付き合っていた恋人と別れて新しい恋人ができた場合、前の彼氏の記憶が新しい彼氏の記憶に上書き保存されるというものです。男性は彼女と別れてしまうと、いつまでもそれを引きずっているのに対して、女性は結構ケロッとしていて新しい恋人ができると、前の彼氏のことなどさっぱり忘れてしまうことが多いのです。女性の方が思考や行動に柔軟性があるので、女性は読書が趣味だった方が、付き合う男性の影響でトライアストロンを始めたりします。しかし男性はボクシングが趣味だった人が、付き合う女性の影響でバイオリンを弾き始めることなど殆どありません。
ここで男性の「以前付き合っていた彼女」を「以前通っていた整体院の先生」に変えて考えてみると解りやすいでしょう。以前の先生のことが気に入っていれば気に入るほど、長く通っていれば通っているほど「整体とはこうでなければならない。症状の原因は○○である」という信念体系が強固に形成され、それに反する施術や考え方を受けると不快感を示すというものです。

では転院される場合はどうしたら良いのでしょうか?

私が考えるに、以前通っていた先生が高齢で引退して閉院した場合、または引っ越しで以前通院していた院に通えなくなった場合、その先生のお弟子さんや同じ流派の先生の先生を紹介して頂き、そこに通院することを強く勧めます。やはり白い物を青く染めるのは簡単ですが、赤い物を青く染めることは極めて困難だからです。職場でも中途採用でなまじ経験者を採用して仕事を教えようとすると「以前の職場ではこうだった」や「俺には俺のやり方がある」とか文句を言ってくることが多々あります。それよりかは経験の無い新卒を採用して仕事を教えた方が、素直に言ったことに従ってくれるのと同じではないでしょうか。
VS更に治療技術の優劣というのは、ある程度のレベルになれば結局は患者さん側の好みによる部分が大きいと考えます。歌手の歌唱力に例えると解りやすいですが、矢沢永吉さんと小田和正さん、松任谷由実さんと竹内まりやさん、どちらが歌が上手いでしょうか? そんなの答えられないし、結局は聞く側の好みですよね(CDのセールスによって判断する方法もあるかもしれませんが、それだとAKB48が日本で一番歌唱力があることになります…)
以前の治療院が無くなった、通えなくなったからとりあえず駅前にある整体に通うというのは稚拙で短絡的な発想だと思いますが、このページを読んで「それでもライフエイドに行ってみたい」と思うのであれば、私は心から歓迎致します。

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