当院のクレド(信条)
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クレド(信条)というとリッツカールトンホテルやジョンソンアンドジョンソンで有名で、現在でいうと会社の経営理念と同義とお考え下さい。
リッツに右に習えでクレドを作成したり、経営理念がある会社は数多くあるようですが、それで結果を出されている会社は意外と少ないという印象を受けます。
その理由として2つが考えられます。
- その1
- 「当社はお客様を第一に考え…」や「地域社会に貢献し…」等、綺麗事や当たり障りの無い文章で塗り固められていて、自社の信条や思考の軸が明確に示されていない。
- その2
- 立派なクレドや会社理念を作ったが、額に飾られていてホコリかぶっている。つまり組織に浸透しておらず、定期的に考えたり見直す機会が殆ど設けられていない。
なぜ当院のクレドをHP上で紹介するかという理由ですが、解かりやすくいうと衆人環視の状態にするためです。
この文章を書いている2015年6月現在、当院は私一人で運営していますが、私自身、高田純次なみにテキトーな人間なので、一人でやっているとどうしても甘えが生じてしまうのです。それで院がクレド28に書いてある状態になっても困る。
このクレドを読んでいると一見矛盾する文章や、相反することが書かれていることがあります。ただそれは「一石二鳥」と「二兎を追うもの一兎も得ず」の様にどちらが正しくて、どちらが間違っていると論じるものではなく、それが当てはまるシチュエーションが違うという事なのです。つまり清濁併せのむ、柔軟な思考を持つことが大切なのです。
これらの文章は一文はシンプルですが、実行するのは決して簡単ではありません。学生時代に数学の証明問題を解いたことのある人もいるかと思いますが、超難問ほど文章が「○○を証明せよ」ととても短いのです。
私もこんな信条をエラそうに書きましたが、とても全ては完璧に実行出来ていないのが現実です。(逆に以下の事を社長以下、社員が徹底していれば、その会社は一部上場企業はおろか、Fortune500にランキングする世界的企業になれるだろう)
クレド(信条)
- 「常識を疑え!」 人の行く裏に道あり花の山。
- 「八面玲瓏」 周囲を見渡せる状況。いつも透き通った心静かな気持ちで。
- 「量質転化」 誰にも負けない、世界を凌駕する勉強量、仕事量をこなすこと。
- 「二律背反」 清濁併せのむ器を持つこと。逆もまた真なり。
- 「拈華微笑」 患者さん以上に患者さんの事がわかるにはどうしたら良いか常に考えよ。
- 「賛否両論」 大田区の99%の人に否定されても、トップ1%の人に熱烈に支持される院を作る。
- 「信頼」 誰でも出来ることを、誰にも出来ないくらい継続することで築かれる。
- 「速いが勝ち、早いが価値」 速さは全てを解決する。
- 「Everything happens for the best!」 全ての出来事は最良に向かって起きている。
- 「Less is More」 選択と集中。小さな事で良いから、まずは一番になりなさい。
- 「Excellence is thousands of details」 小さな事を積み重ねることがとんでもないところに行くただ一つの道。
- 売る前のお世辞より、売った後の奉仕。これこそ永遠の客を作る。
- 不義理には不義理の、義理には義理の連鎖が起こる。
- 他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。
- 自分が成長するほど、他人の長所に目を向けられるようになる。
- 言い訳をすればするほど、自分は退化する。
- 成功とは面倒、批判、複雑、責任を受け入れること。
- 成功はシンプルから生まれる。迷ったらシンプルに考え、シンプルに行動する事。
- 一見誰にでも出来る仕事ほど、やる人によって大きな差が出る。
- 本当に大切な物ほど、意外と身近にある。
- 偽善者ではなく偽悪者になれ。「いい人」=「どうでもいい人」。
- 経営はロマンとそろばん。表舞台は情、裏舞台は理。
- 経営は心理学である。100個のモノが売れたということは、買った100人の心を動かしたということ。
- 経営は環境適応業である。いつまでも変わらない為に変わり続けなければならない。
- あなたも何処かで他人に迷惑をかけて生きている。だから他人の小さな過ちも許してあげなさい。
- 人生はトレードオフ。何かを得れば何かを失う。いい年して無いものねだりするな。
- 「5S」と「裏5S」。「整理、整頓、清潔、清掃、しつけ」「Sharp、Smart、Stylish、Stability、Sustainability」
- 自営業の社長など所詮単なるお山の大将である。誰も面と向かって叱ってくれないが、それに甘えていると世間(市場)から無言の叱責を受けることになる。それは売り上げの激減、契約の解除、顧客・部下の離反という形で。
- 時間は全ての人に平等に与えられた経営資源である。一流になりたければ年間5000時間の労働と勉強は必須である。
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