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タイミングと御縁

当院に新規でご予約の電話を頂いた方で、直ぐ診てもらえない、又はスケジュールが合わないということで、「それじゃ結構です」と言って電話を切る方がいます。
しかし当たり前のことなのですが、「実力のある先生は患者さんが多いので新規での予約がしずらい。実力の無い先生は患者さんが少ないので予約がしやすく、直ぐ診てもらえる」ということです。これは整体院に限らず美容院やレストラン、家庭教師等様々な仕事にも当てはまることは言うまでもないことですし、小学生でもわかる事実です。
腰痛ただ、以前当院でこのようなことがありました。新規で腰痛で辛い方から電話があり、直ぐに診てほしいとのことでした。しかしその日は予約が大変込み合っており、2日後でないと空きが無い状態だったのです。その事をその方に伝えたら「じゃあいいです。近所の他の整体院さがします。すぐ治療してもらいたいので」と言われ電話を切られました。
それから数日後にその方から再度電話があり「腰の痛みが酷くなったので、やっぱり診てもらえないか」と言われました。話を聞くと、当院で数日前電話した後に近所の別の整体院に電話をかけて、直ぐ診てもらえるとのことだったので行って治療を受けてきたとのことでした。しかしそこの整体院ではかなり荒い施術を受けて、治療直後に腰痛が更に悪化して歩けなくなり、自宅までタクシーでなんとか帰ってきたとのことでした。
人生テキトーこういう方はある程度人気のある整体院だと散見されます。いわゆる「慌てる乞食は貰いが少ない」というやつです。直ぐに診て貰いたいということで空いているヘンテコリンな整体院に行ってしまい、痛い思いをした挙句に貴重な時間とお金を無駄にしてしまうというケース。予約の電話を入れて、今から30分後に診て貰いたいとか言う方もいたりしますが、整体院はコンビニではありません。基本的に予約の電話を入れてから整体を受ける予約希望の時間が短ければ短いほど、その患者さんはテキトーな人間で、軽いノリで、治療を受けることを特に真剣に考えていない傾向があります。例えばあなたの友人や親戚から「今度の週末に結婚式を挙げることになりました。是非来てください。」という案内状が届いたら、その友人や親戚の事をどう思いますか?
少なくとも真面目で思いやりのある人間だとは思わないはずです。
トランプのババ抜き以前ある女性から新規で治療希望の電話がありました。なかなか妊娠しないので、不妊を改善する整体を受けたいと。その方は16時に整体を受けたいと希望されたのですが、その時間が予約で埋まっていて、「16時30分なら空いているのですが、如何ですか?」と私が訪ねたところ「それじゃ結構です、ガチャッ」と言って電話を切られました。わかりますか?不妊という根が深くてデリケートな問題を解決したいのに、30分違うだけで治療を放棄してしまうこの人の性格。残念ながらこういう人は例え当院で整体を受けても結果は出ないはずですし、むしろ御縁が無くて良かったとさえ感じています。整体院運営はトランプのババ抜きと同じです。ババとは何をやっても治らない患者さん(ジョーカー)です。ババを引いた時点で負けになってしまうので、むしろババは他院に引かせた方が良いと考えています。
では整体院の予約のタイミングをどう計ればよいのでしょうか? 私が思うに症状にもよりますが、予約が1か月以上待つのであれば、どんなに優秀な整体院でも別のもう少し早く診て貰える院を探した方が良い気がします。やはりいい先生に診て貰えるとはいえ、1か月以上も空いてしまうと、待っている時間が辛いし回復も遅れるからです。ただ予約待ちが2,3日~1週間くらいだったら、出来れば待ってでも希望される整体院で治療を受けた方がよいです。
新幹線例えばあなたが東京から新大阪まで新幹線で出かけるとします。東京駅で目の前にこだま(各駅停車)が出発するところで、その10分後にのぞみ(最速)が出る時刻表を見たら、あなたはどちらの新幹線に乗るでしょうか? 急いでいるからといって、目の前にいるこだまに乗るバカはいないはずです。そんなことしたって後から来るのぞみに小田原あたりで抜かれることがわかっているからです。

整体院もタイミングと御縁が大切ですが、例え予約のタイミングが一時的に合わなくても、御縁のある方や本当に整体を必要とされている方とは、どこかで必ず逢えると信じています。
本当に御縁のある方には持てる知識、整体技術、経験を持って治療を行うことを誓います。「整体を受けたい方」と「ライフエイドで整体を受けたい方」というのは似て非なるものですから。

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