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仕事・体調不良という名の免罪符

当院は予約制の治療院ですが、中には仕事や体調不良を理由に当日キャンセルされる方が残念ながらいらっしゃいます。もちろん、急な仕事が発生することもあれば、急に体調が悪くなるケースもありますので、無理しないで頂きたいという思いもありますが…
これについて松永の見解を述べたいと思います。

仕事編

仕事多忙まず、「急に仕事が入って行けなくなった」や「仕事が長引いて行けなくなった」という声がありますが、この仕事は翌日に回すことは出来ないのでしょうか?

当院にも仕事でかなり忙しい方も来院されていますが、その方に話を聞いてみると「職場の同僚や上司に整体に行く事を報告しており、理解を得られている」とのことです。また「整体に行く事により、体調が良くなり仕事に集中出来る」と自分だけでなく、職場へのメリットもアピールしているようです。冷静に考えてみて、普段から真面目に仕事をしていれば、週1回くらい少し早く仕事を切り上げても文句を言われないのではないでしょうか?

もし、それが出来ないのであれば、その人はよっぽど普段の勤務態度が悪いか、同僚や上司からの信頼や人望が無いか、あるいは仕事の進め方が雑で見通しが甘いか、のどれかだと思います。全ての人間にとって、1日24時間は平等に与えられています。仕事で急に来院出来ない人は、悪い魔法使いに呪いをかけられていて、1日17時間しか与えられていないわけではないですよね。実際、こういう人の表情や体型をみると、「ちょっと冴えない感じ」や「グズで鈍臭い」という印象を受けることが多いです。

無粋また「仕事で行けなくなった」という理由を振りかざす人って、相手の仕事に対するリスペクトに欠ける人が多いのも事実です。例えば私が整体業務の後にレストランの予約をしていたとします。しかし仕事が長引いて予約をキャンセルしてしまったとします。私にとってレストランでの食事は「趣味・娯楽」の範疇に入りますが、ではレストランのシェフは「趣味・娯楽」で料理を作っているのでしょうか? もちろん違いますよね。予約している方の為に、早朝から良い食材を入手するのに奔走しているでしょうし、料理を運ぶ方の時給も発生しています。「仕事で行けなくなったのだから仕方ないでしょ!」と逆ギレする人って、こういう事を理解出来ない無粋な人間であると感じています。

体調不良編

新型コロナウイルス蔓延に伴い、体調不良によるキャンセルも出てくるようになりました。もちろん、感染予防の観点からも体調が悪い時には無理をしないでほしいですし、ワクチン接種による副反応が強く出た場合には、遠慮なく予約日を振り替えてほしいです。

仮病を日常的に使うただ、残念ながら何か都合が悪くなると、「体調が悪くなった」「微熱が出た」という理由でキャンセルされて、その後音信不通になる方もいらっしゃいます。果たして、この方達は半年や1年位ずっと体調不良や微熱に悩まされているのでしょうか? はたまた私からその方達の自宅まで香典を持ってご挨拶に行ったほうが良いのでしょうか? このコロナ禍の中で「体調不良」と言えば何でも許されると思っている方や、「体調不良」「微熱」という言葉をゲーム機のリセットボタンの如く使われる方もいるのも事実です。

当院では体調不良で予約をキャンセルされた方につきましては、次回施術までに「医師の診察」か「PCR検査か抗原検査の陰性証明」のどちらかをお願いしております。感染予防の観点から、上記2つのいずれかを用意出来ない方につきましては、施術は御遠慮頂いております。「1~2日寝ていたら楽になったので行きたい」は不可。当方としても、急に体調が悪化した方を受け入れるのは、かなり勇気が要るものです。

※なお、病院での診察や各検査に掛かる費用につきましては、患者さま側の御負担となります。

如何でしたか?

仕事や体調不良で予約がキャンセルするというのは、勿論止むを得ないケースもありますが、あまり同じような理由で何回も軽々しくキャンセルするのはどうなのかなという思いがあります。

イソップ童話にオオカミ少年の話がありますが、上記のような方が身体を急に痛めて施術を求めても、「だってアンタ、予約をすぐドタキャンするでしょ!」と店側から敬遠される可能性も高くなります。

困った時の選択枠を狭めないように、無粋な行為は控えて誠実な行動をされる事を望むところです。患者さん側には理解されないかもしれませんが、美容院や歯科医院といった予約制の店舗の方は、多分私と同じ感情をされていると思いますよ。

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