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鏡の法則

鏡の法則世の中の悩みの大半は人間関係と言われています。
私の院にも様々な方が来院されますが、「夫(妻)や恋人との仲があまり良くない」や「子供が言うことを全く聞かない」「仕事でクライアント(顧客)に突然契約を打ち切られた」「上司との折り合いが悪い」「部下がいつも問題ばかり起こしている」といった悩みを抱えている方は多いようです。

現実に起きる出来事は、一つの「結果」です。
「結果」には必ず「原因」があり、その原因は、あなたの心の中にあるのです。つまり、あなたの人生の現実(周囲の人の態度)は、あなたの心を映し出した鏡だと思って下さい。

例えば鏡を見ることで「今日はなんだか顔色が悪いな」や「髪型がくずれているな」と気づきますよね。鏡がないと自分の姿に気づくことができないですよね。周りの人の態度を鏡だと考えて下さい。その鏡のおかげで私たちは自分の姿に気づき、自分を変えるきっかけを得ることが出来るのです。上記のような人間関係の悩みを抱えているということは、少なからずあなたが周囲の人を無意識のうちに不快にしている可能性が高いのです。
このことを悩みを抱えている方に話すと、大半は「はぁ? 俺(私)は周りの人を大切にしているつもりだけど」という反応が返ってきますが、上記の文章をもう一度良く読んで下さい。「周囲の人を無意識のうちに不快にしている」
私の患者さんで実際あった話ですが、その方がコンビニに立ち寄り、レジでブスッとしたコンビニ店員に腹が立って機嫌が悪くなり、帰り際にコンビニのガラスに映った自分の顔見て驚くのです。店員より自分の顔の方がもっと怖かったと。
鏡例えば鏡に映った自分を見たら、髪が乱れていたとします。そんな時はどうしますか?
鏡のほうに手を伸ばして、鏡の中の自分の髪をさわろうとしても、できませんよね。恐らくあなたは自分自身の頭に手をやり、髪を整えるはずです。すると結果として鏡の中の自分の髪も整うわけです。
同様に人間関係の問題を根本から解決するには、自分の心の中の原因を解消する必要があります。自分の心の中を変えることをしないで、ただ相手や状況が変わってくれることばかり期待しても、それは無理な話です。先ほどのコンビニの話ですと自分が良いサービスを受けられる資格のある人間か(周囲の人から大切に思ってもらえる人間か)と心を磨く必要があるのです。
当院でも様々な患者さんが来院されます。私がその中で強く意識しているのは、その方の心理状態や態度を綺麗に投影したサービスや治療を心掛けているということです。私は遅刻してくる人やいい加減な態度の人、挨拶もろくに出来ない人に良い対応が出来るほど人間が出来ていませんし、本気で治したいと思っている人や思いやりのある人を邪険にするほど冷たい人間ではありません。鏡のように、患者さんの心や考え方を私という人間を介して映していきます。

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