~医療・健康に関するコラム~
- # 18
- 2013-1-15
- サクラサク秘訣
間もなく受験のシーズン。
塾や予備校通いで夜遅くまで勉強している子たちも多いと思います。今までの努力を最高の結果に結び付けたいと誰もが思うはずです。
では入試本番をベストな状態で迎えるにはどうしたら良いのでしょうか?1 朝型の生活に切り替えよう
入試当日は支度の時間のほか、電車やバスにのって試験会場に着くまでの時間を考える必要があり、普段より早起きになることが多いです。
試験は午前から始まるところが殆どなので、その時間帯にすっきりした頭で受験するには徐々に朝型の生活に慣れていくことが大切です。
しかし今まで勉強中心の夜型だった生活を切り替えるのは簡単ではありません。
塾、予備校から帰ってきて風呂に入り、更にその日の復習などをしていると寝るのはどうしても深夜になりがちです。
早寝早起きのコツとしては
■夜まで無理して勉強しても疲れや眠気から効率が落ちることが多いから、さっと寝て早めに起きて生活リズムを整える。睡眠不足は脳の働きを低下させ体調不良を招く。
■日中、適度な運動をしておくと、寝つきがよくなる。
■寝る前に熱い風呂に入ったり、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見ない。
■家族全員で朝型の生活に切り替えて、部屋を暖めたりして朝布団から出やすい環境をつくる。2 試験本番は頑張らなくて良い
暴言に聞こえるかもしれませんが、非常に大切なことだと私自身の経験から感じています。何故なら試験は100点満点を取らなくても合格することができます。
仮に合格ラインが60点だとすると、今まで40の準備しかしてこなかった人が60の結果を求めようとすると、その差の20は焦りや緊張に変わります。
逆に80の実力がある人が60で受かることが分かれば、その差の20は余裕と安心に変わります。本当に今までしっかり勉強して準備してきた人にとっては、試験当日が一番楽に感じられるはずです。
当院に通院されている親御さんで、受験を控えている子がいて「ウチの子本番が迫ってきているのに全然緊張感がないんですよ。本当に困っちゃう、どうしたらいいんですかね~」という方が毎年必ずいるのですが、そういう子は大概第一志望の学校に合格しています。
逆に試験本番直前まで参考書にかじりついて悲壮感が漂っている人はベストな結果が出せないことが多い。
落ちたリンゴを見て万有引力を発見したニュートンや風呂に入っている時にアルキメデスの原理を見つけたアルキメデスだって、リラックスしている時に大きなひらめきが浮かんでいるのです。
以上の事を考えると「本番直前まで必死で知識を詰め込む」より「本番直前までベストな体調に整える」方がサクラサク可能性は高まるはずです。
もし受験生を持つ親御さんがこの文章を読んでいたら「試験、頑張ってね」というありきたりな励ましよりも「平常心で淡々と行け」や「全部解けなくても受かるから、見切りを大切に」と言ってあげた方が、ずっとお子さんの為になると思います。おまけ
受験生にとって直前で体調を崩すことは何としてでも避けたいところです。新宿や渋谷など人混みのところに行って買い物やナンパをしているとインフルエンザやノロウイルスを貰ってきてしまうので控えた方が良いでしょう。
あと私の予備校時代同じクラスに成績が超優秀で早稲田大学を第一志望のヤツがいたのですが、早稲田の前日に景気づけに牡蠣(カキ)を食べたところ、それにあたって食中毒になって病院に運ばれて受験すら出来なかったということがありました。
つまらないことで今までの努力を棒に振ることのないよう気を付けて下さい。
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