~医療・健康に関するコラム~
- # 12
- 2012-7-3
- 大人になると時間が経つのが早く感じませんか?
こんにちは。2012年もいよいよ折り返し地点ですね。
ついこの間、年が明けたと思ったらもう半分近くまできてしまい、時が経つのは早いなと感じるのは私だけではないと思います。
実は年を取ると時が早く過ぎるような感覚には「ジャネーの法則」という名前があります。
これは19世紀のフランスの心理学者ポール・ジャネーによって提唱されたものです。
「ジャネーの法則:主観的に記憶される年月の長さは、年少者にはより長く、年長者には短く評価される」とあります。
つまり「人が感じる月日の流れ」や「過去を振り返った際の時の流れの早さ」に対する感覚は若い頃には遅く、年を取るにつれ早く感じるようになるというものです。
例えば6歳の子供にとって1年間は人生の6分の1ですが、60歳の大人にとっての1年間は人生の60分の1にあたるため、過去の1年間に対する時間の感覚が子供と比べて、およそ10倍も短く感じられるという考え方なのです。
この法則では「10歳が感じる2か月」と「60歳が感じる1年」は同じということになります。
「ジャネーの法則」は時間心理学によると月日の流れが早く感じる要因として、感受性が豊かな子供の頃の経験は新鮮で驚きに満ちているため、経験の内容が豊富で長く感じられ、大人になるにつれ新しい感動が少なく単調になり、早く時が過ぎるように感じることが挙げられます。
確かに小学生の頃は運動会や遠足、学校の授業など色々ありましたが、大人になると自宅と会社の往復や家事だけで一日が終わってしまう事が殆どですよね。
ただ考えて頂きたいのは子供だからといって時計の針が遅く進むわけではなく、大人だからといって時計の針が早く進むわけではありません。
時の流れは全ての人にとって同じです。
時間が年々早く感じないようにする工夫はできないものでしょうか?
私が思うに一番良い方法は毎日をルーティンで終わらせるのではなく変化を持たせることだと思います。
例えば電車で通勤している人はいつもとは違う経路で会社に行ってみるとか、電車の代わりに自転車で通勤してみる。食事は毎日違う食堂やレストランで食べてみる。夜は習い事やジムに行って汗を流すなど様々な種類のことをやれば、夜ベッドに入って一日を振り返ったとき、長かったと感じるはずなのです。
こういった変化の多い一日一日を積み重ねてバリエーションを持たせれば一年は長いと感じられます。人生80年としてその物理的長さが決まっているとしても、生き方によって時間に対する印象は長くも短くも変わるものです。
人生全般に流れる時間をより濃密なものにして充実したものにすることが時間を年々早く感じさせない秘訣だと信じています。
2012年後半戦がいよいよスタートします。
12月31日に「2012年は今までの人生の中で一番素晴らしい年だった」と笑顔で振り返れるよう、共に頑張りましょう!
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