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医メール(医療・健康に関するコラムです。)

常識を疑え! その2

皆様、こんにちは。前回書いた「常識を疑え!」ですが、患者さんや友人に読んでもらったところ、「とても面白かった」や「目からウロコだった」等の声を頂いたので、調子に乗って第二弾をお届けします。今回も世間の常識を木端微塵に破壊していきたいと思います。

Q1:お年寄りになると腰痛で悩んでいる人が増える?

Q2:食事を粗食にすると健康に良く長生きする?

Q3:うなぎはスタミナ食で夏バテ対策に有効だ?

Q4:カルシウムをとれば骨が強くなる?

Q5:塩分を控えれば血圧が下がる?

Q6:低血圧の人は寝起きが悪い?

Q7:早起きをすると健康に良い?

Q8:炭水化物を控えた方が長生きする?

Q9:マスクをすれば風邪やインフルエンザは予防できる?

Q10:有酸素運動は20分以上続けないと体脂肪が燃焼しない?

 

もうお分かりですね。これらも全て×です。

腰痛

A1:お年寄りは腰を曲げてヨボヨボ歩いている人が多いので、腰痛で悩んでいる人も多そうですが、実際腰痛を抱えている年代で一番多いのが30代、そして40代、20代の順に多く、50代〜70代にかけて腰痛の患者数は徐々に減っていくという統計があります。腰痛は腰の筋肉が衰えたから発症するのではなく、同じ姿勢を続けていることによる筋肉の疲労や、身体の使い方が下手なので腰に負担をかけているというケースが圧倒的に多いです。ちなみにTVや雑誌で紹介されている腰痛体操は、基本的に現在腰痛の人が行うというよりも、腰痛の再発を防ぐための予防的な役割をするものです。また腰痛の原因は人によって様々なので、それらを1つの体操で全て解決するというのは絶対不可能です。

A2:もし粗食が身体に良いというならば、今より食料事情が悪かった江戸時代の人の方が現代人より長生きするという理論が成り立ってしまいます。もちろんお年寄りは活動量が少ないので、ある程度のカロリー制限はした方が良いですが、医食同源というとおり現代人の寿命が延びたのは食生活が豊かになったからといっても間違いないでしょう。米国のことわざに「You are what you eat.」とあります。これは「あなたという人間は何を食べたかで決まる」という意味です。人間の身体は摂取した食べ物から出来ているわけですから、質素なものばかり食べてもの凄い健康体になるのはどう考えても無理な話ですね。

うなぎA3:滋養強壮を目的として昔から食べられてきたウナギですが、本当のところスタミナはつきません。昔はエネルギー不足からくる疲労回復を補うという意味ではウナギは有効でした。ビタミン不足からくる「脚気」が頻繁にみられていたころにウナギの摂取で改善があったのは事実です。しかし現代は飽食の時代なので、エネルギー不足からくる疲労自体殆ど考えられません。また夏バテ対策としても胃腸が弱りがちな夏季に食べると、多く含まれる脂質によってむしろ胃の負担になってしまい、身体が疲労してしまいます。現代では普通にバランスのとれた食事をしていれば十分なビタミンを取ることが出来ます。

A4:カルシウムだけとっても骨は強くなりません。それは冷蔵庫に食材だけ詰めて、料理をしないのと一緒です。カルシウムを骨に吸収させるには、カルシウムと一緒にビタミンD、マグネシウムなどのミネラルや栄養素を摂取すること。そして骨は重力の刺激によって作られますので適度な運動が必要です。ビタミンDは日光に当たることによって体内で作られますので、天気のいい日にこまめに散歩をすると良いでしょう。あとイライラの原因はカルシウム不足というのは全く根拠のない話です。人体には骨に大量のカルシウムが貯蔵されていて、不足すれば溶け出すという仕組みがあるので、よほどの危機的な状態にならない限り、脳内でカルシウム不足になることはありません。またイライラは自律神経の疲れから来ていると考えられますが、それとカルシウム不足とは何の関連性もありません。

A5:塩は水分を引き寄せる性質があるので、塩分をとればとるほど体内を循環する血液量が増えて血圧は上昇する。ということは逆に塩分を減らせば血中の水分が抜けて血圧が下がるということになりますが…実際高血圧の原因は様々です。太りすぎ、ストレス、加齢の影響、内臓の病気、骨格の歪み等。なので例えば太りすぎが原因で高血圧になっている人が、塩分を控えても血圧は殆ど下がりません。もちろんだからといって塩辛いものを積極的にとってよいという事にはなりませんが。太りすぎの人は体重を10kg減らせば、血圧は10下がるという統計があります。

A6:低血圧だから朝は苦手という女性は多いですが、朝起きられないという人の血圧を測定してみると、必ずしも低血圧とは限らなかったりします。人間は寝ている間の血圧は低い状態にあります。朝起きると目覚めのスイッチが入り血圧が上昇していきます。目覚めのスイッチというのは自律神経が副交感神経(車で言えばブレーキの役割)から交感神経(アクセルの役割)の支配に変わること。ただ夜更かしや睡眠不足を繰り返している人は目覚めのスイッチが入りにくくなっています。自律神経による血圧の調整を正すには悪い生活習慣を変える必要があります。分かりやすく言うと「低血圧だからとかウダウダ言ってないで、朝が苦手ならさっさと寝ろ」ということです。

睡眠A7:「早起きは三文の得」と言いますが、早起きしただけでは健康になりません。問題は睡眠時間です。夜更かしをして午前2時に就寝して朝5時に起床したら、たった3時間しか睡眠が取れていないので、いくら早起きとはいえ健康に良いはずがありません。また寝すぎもガンや循環器系の病気のリスクが高まります。7時間睡眠の人たちは死亡率、発病率がもっとも低いとされています。日本人は「徹夜で仕事や勉強を頑張る」や「とにかく早起きする」ことをエライと考える変な文化があるのですが、「睡眠=健康への投資」と考えて良いと思いますし、別に遅寝遅起きでも構わないのです。大切なことは睡眠時間の確保です。

A8:炭水化物や肉を控えたから身体に良いとか、逆にしっかり取った方が長生きするとか、本やTVで色々な健康ブームが起こります。ただこういった話を医学的に正しいか間違っているかを検証するのは極めて難しいことなのです。仮に「炭水化物を控えると長生きする」という説が正しいことを実証するならば、「炭水化物をしっかり取っている人:1000人」と「炭水化物を控えている人:1000人」を50〜100年追跡調査して、その全員の寿命を比較しなければなりません。これは現実的な話ではありませんね。基本的に食事はバランス良く食べた方が健康に良く、TV番組でよくある「○○を食べたから健康になれる」という食品はありません。この事を踏まえた上で、もし炭水化物を控えたら「体調が良くて身体が軽くなった感じがする」ならそれを続ければ良いし、不都合が生じたなら辞めればいいわけです。最終的には個人の体調と感覚を信じることです。

マスクA9:人に風邪をうつさないためのエチケットとも言われるマスクですが、マスクでは風邪の原因となるウイルスを完全に阻止することは出来ません。ゴホンと咳をすれば風邪の原因ウイルスは秒速10メートルもの猛スピードでマスクの外に飛び出していく。ウイルスをサッカーボールに例えると、マスクの穴(織り目)はサッカーコートに匹敵する大きさです。ただマスクは内側に呼吸のたびに湿気がたまり、のどや気道の乾燥を防ぎます。ウイルスは湿気が苦手で、湿度が高い環境では増殖力も弱まります。なのでマスクは「何もしないよりマシ」くらいの感覚でつけるのが良いでしょう。風邪やインフルエンザ、花粉症でこれだけマスクをしている人が多いのは世界中で日本だけだそうです。

A10:「体脂肪が燃焼するのは運動開始20分後から」とフィットネスクラブの壁に貼ってあったりしますが、実際は20分以上の運動をしなくても始まります。例え10秒の運動だったとしても体脂肪は使われているのです。また20分までの運動は糖分だけの利用とよく聞きますが、それも誤りで脂肪というのはいつでも使われています。これを考えると体重を落としたいと思うなら、わざわざフィットネスクラブに通ったり、まとまった運動の時間を取らなくても、自宅から一つ前の駅で降りて歩いて帰ることや、エレベーターではなく階段を使うことを積み重ねていけば、時間とお金をかけずに出来ることになりますね。

 

いかがだったでしょうか? 
2回に分けてお伝えした「常識を疑え!」でしたが、これらは良く言えば都市伝説、悪く言えばデマです。世間に広まっているデマは、デマの受け手の教養に比例しますから、事情通をうならせるようなデマは意外と一般受けしないものです。その代わりにどう考えてもウソとしか思えないようなデマが堂々とまかり通ったりします。

皆様もこの「常識を疑え!」を読んで本当の健康を手に入れて下さいませ。

 

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